姑獲鳥の夏

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

公開初日に映画を観るというのは始めて。しかも一番最初の回を観て来ました。席は4分の1ぐらい埋ってて思ってたより入ってました。ロビーはポケモン観に来た親子ですごい混雑してたから。
映画は、京極夏彦の小説の中では薄い方の姑獲鳥の夏だけど、ものすごく端折ってる感じがします。あっと言う間に京極堂が憑き物落としです。姑獲鳥でこれだと他の映画化は無理だろうな。
なんだか盛り上がりに欠けて、淡々と小説の通りに進んで終りって感じ。見終わった後も友達と語る所がほとんど無かったね。原作読んでるから不思議な所は無いからってのもあるだろうけど。
京極夏彦自身も出演してました。最初に出て来た時は気付かなくて、多々良先生かと思いましたよ。また出てきた所でさっきのは京極夏彦だったのかと気付いた。太りすぎです・・
ちらっと映ったあの男が鳥口ならそこはかなり納得行かないよう。
京極堂もイメージとは違ったけど堤真一京極堂って感じで良かったです。文字じゃ無く人が喋ってるの聞くと京極堂ってすごいおしゃべりなんだなとあらためて。
榎木津はもっと弾けてると面白かっただろうけど、もともと姑獲鳥はけっこう普通に書かれてるから仕方ないのかな。
小説は関口の視点のを読むのが好きだけど、映画で傍から見たら確かにちょっとイライラくる人ですね。みんなの扱いが酷いのが改めて分かった気がした。
あと、眩暈坂短い!あれで眩暈は起きないでしょう。
あんまり良かった事思い浮かばないなあ。やっぱり小説がすごいよね。読み返したいけど、開けないダンボールの中なので読めない。
原田知世は綺麗だったなあ。